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blogトーレイスタッフブログ

この度、創設当初から参画している東京都の「チームもったいない」から取材を受けました。
「チームもったいない」とは、小池都知事が提唱した、
Savingving Food (食料の有効利用)・Saving Materials(資源の有効利用)・Saving Energy(エネルギーの有効利用)
の三つの分野からなり、個人一人ひとりの「もったいない意識」を高め、
消費行動を変えていくきっかけとすることを目的とした活動です。

MOTTAINAIを考える

環境を守る世界共通語「MOTTAINAI」を広める

トーレイの理念でもある「もったいない」は、古く江戸時代から実践されていました

小資源国であり鎖国していた日本は、リデュース(ゴミ削減)リユース(再使用)リサイクル(再利用)という3つのRで構成されていました

もし紙屑一つでも落ちていようものなら「これはもったいない」と「紙屑拾い」と言う業者が拾い「古紙問屋」に売ります
問屋は仕分けして漉(す)き直す業者に卸し、浅草紙と言われる再生紙に生まれ変わります
そしてトイレットペーパーや鼻紙として使われました。それが今のちり紙交換の仕組なのです
そんな文化が脈々と根付いている日本

ノーベル平和賞を受賞したケニヤの(故)ワンガリ―・マータイさんが来日して、もっとも感銘を受けたもの
それは3Rに尊敬の念も内含している「もったいない」という言葉でした
しかし、現状の日本は世界に誇れるその文化が失われつつあるのです

なぜ食品ロスはなくならないのか

終売やメニューカット時の
余剰在庫
特売や季節商品、キャンペーン商品は欠品出来ないので常に多めの在庫完備が必須
売上減少による滞留在庫
新商品が売れなかったり既存商品が売れなくなり在庫が残る
業界慣例である3分の1ルールの適用
賞味期限の3分の2を残し小売店に納品、小売店は残り3分の1を下回ると廃棄や返品対象
リニューアルによる旧在庫処分
内容や外装をマイナーチェンジする際に残る旧タイプ
輸入時のリードタイムアソート残
搬入までに時間を要している間の国内の状況変化とサイズ別の売れ残り
表示ミス・ラベル違いや乱箱
一括表示の記載ミスやラベルのズレ、外装の破損など
需給の増減
契約農家の豊作に対し、CVSなど売上減
製造過程時に発生するB品や端材
食味には問題がないが、形状や色目が違ったり、成型時に出る切れ端
端境期相場変動時の放出
新物相場が安く予想された場合、ひね物の消化が急がれる

Wasting food食品ロスの現実

一人当たりの食品廃棄重量ランキングでは、一人当たり133.6㎏と世界6位であり、アジアでは断トツの一位にランクされています。
一人一日茶碗一杯分(約136g)の食べ物が捨てられて、年間約600万トン以上の食べ物が廃棄されています。
これは世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成26年で約320万トン)のほぼ二倍の量です。日本の自給率は40%足らずで、大半を輸入に頼っていますが、その一方でまだ食べられる食糧を大量に捨てている現実が有ります。
また、CO2を発生しながら原料を輸入(運搬)して、CO2を発生させて製品を作り、更にCO2を発生させて食糧を廃棄して環境にダメージを与えている側面も有るのです。

食品ロスを減らす為には、食べ物をもっと無駄なく大切に消費していく事が必要です。

movement行政の動き

消費者庁は関係5省庁が連携して事業者と家庭、双方における食品ロスの削減を目指し、国民運動「NO-FOODLOSSプロジェクト」を展開しています。
令和元年10月1日に「食品ロス削減の推進に関する法律」が施行されました。持続可能な開発目標(SDGS)は国連で採択された2030年までの国際目標です。
私達(トーレイ)はビジネスを通じて主に3つの項目に関わってまいります。

株式会社トーレイのMOTTAINAI

食品流通の卸業務を通じて、
川上であるメーカーや商社に食品ロスの実情周知と軽減活動を行うと同時に
製品には何ら問題ないが余剰・過剰になっている在庫を
量販店や外食店などに積極的に提案と紹介を行っています
そのままでは廃棄される恐れのある商品をメーカーと消費者の利益になるように
有機的に活用していく提案型の営業活動が食品ロス削減の一助に成ることを確信しています