ドンキホーテの公式キャラクター「ドンペン」が「ド情ちゃん」に交代
昨日の昼下がりネットに飛び込んできたニュースに業界人は少なからず驚かされただろう
それだけあのペンギンキャラクター(ドンペン)はドンキホーテに浸透しており
顧客にも認知されていた。
キャラクターの交代は情熱価格(PB商品)を拡販浸透させていく戦略であろうが
思い切った施策を打ち出したものだと驚いていたと同時に新キャラクター
「ド情ちゃん」のシュールさにも少々違和感を否めなかった。
ところが発表直後からSNSは大荒れでドンキ本部には反対や苦情が
殺到して大変なことになったらしい…
どのくらい大変かと言うと緊急会議を開催してその日のうちに(20時ごろ)
ドンペン卒業は撤回され続投が決まったようだ
『公式アカウントでは、コメントを画像でアップ。「皆さまのご意見を真摯に受け止め、社内で協議させていただいた結果、公式キャラクターとして今後も『ドンペン』が続投することに決定いたしました」と報告している』
結果人騒がせなことになってしまった。
今回のキャラクター変更にはだいぶ前から綿密な検討と周到なプランニングもあり
これからのCMやキャンぺーンも決まっていただろうに一日も経たずに撤回とは
まさしく朝令暮改よく決断できたものである。
もしかすると、ここにドンキホーテの快進撃の強さが有るのかもしれない。
本来であれば取り決めたことは時間をかけて浸透を図り数年かけて見極めるのだろうが
民意を素早く察知して是々非々を即決断する企業DNAが、
後発組であるにもかかわらず、伝統のある長崎屋やユニーを併合することが出来た所以なのかもしれない。
一方で最初から筋書きのある「ネタ説」もあるが、それはそれで仕掛けが衝撃的である。
いずれにしてもドンキの強さを垣間見た一日であった。